運動中は筋肉に、血液が集中して疲労物質の「乳酸」を早く排出するように働いています。直後に入浴すると血液が
体中に分散して、運動筋の代謝が不十分となり心臓の負担も大きく、逆に疲れがとれなくなります。運動後の入浴は、30分〜60分以上の休息をとり呼吸数、心拍数が安定してからにします。
運動で失われた水分と塩分を、入浴前に十分に補給しておきます。運動で失われた水分が多かったり、水分の補給が
不十分だと血液の濃度が上がり筋肉の代謝が落ちたり、循環器に負担がかかります。そのため疲労回復に時間がかかってしまいます(ネバネバ血液と言われるものです)。運動前、中、後は十分に水分を取りましょう。
かけ湯を足から心臓に向かって十分に行い、38~40℃前後のぬる湯に入りましょう。
湯に浸かりながら全身浴、半身浴を繰り返し長めに入浴しましょう。
疲労が激しいときは半身浴で心臓の負担を軽減しましょう。
42度以上の熱い湯は、疲労を進行させるだけでなく長い時間入浴できず、カラダを芯から温めることが出来ないためオススメできません。
入浴後は水分をしっかりと。またカラダを冷やしすぎるとせっかく温めたカラダが冷えてしまい代謝が落ちてしまいます。軽く冷ました後は冷えすぎないようにすると翌朝スッキリ疲れは取れます。
カラダが少し温まってきたら指圧やマッサージがオススメです。
「Runbath」など、ヌメリ感のある入浴剤は湯に浸かりながらマッサージすることが出来ます。足や腕などは筋肉や関節をほぐすように末端から心臓に向かって血液が流れるようにマッサージしましょう。
写真のようにしっかりと背中で手を組み、肩甲骨を中央に寄せましょう。湯船の淵に頭部をのせると浮力が活かされ、肩甲骨がフワッと気持ちよく広がります。
写真のように前足と後足を曲げて重心をストンと落としましょう。前足の膝が前足よりも前に出ないように気をつけて行いましょう。
写真のように倒したい方向の手で頭の上を持って斜め後ろに倒しましょう。その時に息をはきながら力を抜くことがポイントです。このストレッチは首を暖めてから行うとより効果があります。
両肩をゆっくり前に10回まわし、次に後ろに10回まわしましょう。自分のペースでゆっくりと大きくまわすことが大切です。
正座を20秒間行いながら足の甲を気持ちよく伸ばします。底につけた両手でバランスをとりながら無理の無い範囲で伸ばしましょう。